北海道の自然について,調査を行っています。
亜高山帯(道内)の繁殖鳥類
本州と違って2,000m級の山も数えるほどしかない北海道ですけど。北に位置するだけあって,標高は低くてもそこそこ厳しい。そんな道内の山々の自然(特に亜高山帯:ハイマツ帯より下)は,意外に「よくわかってないらしい」のです。
そもそも登山ルートが,道外とはちょっと事情が違う。登山口の標高が低いので,それほどの標高じゃない山でも,亜高山帯に取り付くまでの距離は,けっこうあります。
そんな道内の山に入り,主に亜高山帯の繁殖鳥類について情報収集を始めました。対象種が徐々に増えて困ってますけど,当面の目標は2種。
ジョウビタキ と オオムシクイ です。
登るならピークを目指したけど,その一歩手前で,調査だけして帰ってくる登山。つらいです。でも,そんな山の自然の楽しみや,道内登山の安全みたいなことも含めて,発見と気付きを報告していくつもりです。
石狩川中流域の猛禽類
現役(会社勤め)のころから,ずっと関わっている課題。
道内では最長,国内でも3位の大河川である石狩川は,最下流のデルタはもちろん,中流域(岩見沢~深川)にも,大きな蛇行と広大な氾濫原を持っていました。現在は,その多くがショートカットされ,氾濫原も乾燥化されて農地等になりましたが,規模は小さくなっても河跡湖や湿地が点々と残っています。
さらに,石狩川中流域には,雨竜川と空知川という大規模な支流もある。最下流に比べれば周辺丘陵や山地も近いため,流路と森林の連携も残されてます。
この石狩川中流域(下流側は「浦臼」「美唄」あたりから,上流側は「深川」まで)を対象にして,猛禽類(主にオジロワシ)の繁殖状況をモニタリングしています。支流もできるだけ,観察対象としてます。
その他の注目事項など
やりはじめたら,上記の2項目のほかにも,いろいろな課題が派生してます。無視するわけにもいかないので「できる範囲」ですけど,気になったことは調べていこうと。鳥類のほか,植物/景観/など,雑多です。
余談というか,自然とのふれあいというか,…。
「旅人」であり「釣り人」でもあるので,…。
- ウズラの繁殖状況(石狩川)
- ダム湖の猛禽類
- 趣味(釣り)のこと/旅のこと